イーストコーストプログレッション法とは、「勝ったときの利益をどんどん上乗せして賭けていく」システムベットです。この記事では、イーストコーストプログレッション法のやり方や手順、勝率、収益化の方法をご紹介します。
イーストコーストプログレッション法のやり方(賭け方と進め方)
イーストコーストプログレッション法は、以下のルールに沿って賭ける必勝法です。
イーストコーストプログレッション法のやり方
- 1~2回目 : 2連勝するまで賭け金を変えずに勝負する
- 3回目 : 直前の勝負の賭け金に、1・2回目の利益を上乗せして賭ける
- 4回目~ : 直前の勝負の「賭け金+利益の半分」を賭ける
- 負けたら最初に戻る
やり方の手順を表にしたものがこちらです。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 利益 | 手順 |
1回目 | 1ドル | 勝ち | 1ドル | 2連勝するまで賭け金を変えずに勝負する |
2回目 | 1ドル | 勝ち | 1ドル | |
3回目 | 3ドル | 勝ち | 3ドル | 直前の勝負の賭け金に、1・2回目の利益を上乗せして賭ける |
4回目 | 4.5ドル | 勝ち | 4.5ドル | 直前の勝負の「賭け金+利益の半分」を賭ける |
5回目 | 6.75ドル | 勝ち | 6.75ドル | |
6回目 | 10.125ドル | 勝ち | 10.125ドル | |
7回目 | 15.1875ドル | 負け | 0ドル | 負けたら最初に戻る |
※端数は四捨五入します。
イーストコーストプログレッション法のやり方を画像つきで説明
イーストコーストプログレッション法を実践したようすを画像つきで紹介します。やり方を間違えたくない方は参考にどうぞ。
実践条件
・バカラをプレイする
・1ドル単位でベット
・プレイヤーに賭け続ける
イーストコーストプログレッション法は2連勝後に使えるやり方なので、3ゲーム目から見ていきます。
1.直前の勝負の賭け金「1ドル」に、1・2回目の利益「2ドル」を上乗せし、合計「3ドル」をベットします。
2.勝ちました。3ドル賭けて、2倍の6ドルの配当金の獲得です。なので、3ゲーム目の利益は「3ドル」です。
3.4ゲーム目のベットでは、直前の勝負の「賭け金+利益の半分」を賭けます。つまり「賭け金3ドル+利益の半分1.5=4.5ドル」です。四捨五入して5ドルを賭けます。
4.勝ちました。これで4連勝です。4ゲーム目の利益は5ドルです。
5.先ほどの賭け金5ドルに、利益の半額3ドル(2.5を四捨五入)を足して8ドルをベットします。
6.負けてしまいました。負けた時点でイーストコーストプログレッション法は終了です。
以上がイーストコーストプログレッション法のやり方です。
イーストコーストプログレッション法を使った勝負の結果表
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 利益 | 合計 |
1回目 | 1ドル | 〇 | +1ドル | +1ドル |
2回目 | 1ドル | 〇 | +1ドル | +2ドル |
3回目 | 3ドル | 〇 | +3ドル | +5ドル |
4回目 | 5ドル | 〇 | +5ドル | +10ドル |
5回目 | 8ドル | × | -8ドル | +2ドル |
5回目で負けてしまい、大きくマイナスがありました。とはいえ、最終的には2ドルのプラスに落ち着いています。
このように、利益の一部を残しつつ賭けることで、マイナスになるリスクを下げられるのがイーストコーストプログレッション法のやり方のメリットです。
また、もし4回目の時点でやめておけば+10ドルもの利益を得られました。連勝することで一気に大きな利益が上げられるのも、この戦略の魅力です。
イーストコーストプログレッション法で稼げるの?利益額シミュレーション
イーストコーストプログレッション法のやり方を試しても、毎回プラスになるとは限りません。負けの数や、勝敗の順番によっては、この方法でもマイナスになることがあります。
以下の4つのパターンで収支をシミュレーションし、比較してみました。
- 5連勝
- 4連勝→1敗
- 2連勝→1敗→2連勝
- 勝ち負け交互(イーストコーストプログレッション法が使えない場合)
それぞれ累計収支をまとめました。
5連勝 | 4連勝→1敗 | 2勝→1敗→2勝 | 勝ち負け交互 | |
1ゲーム目 | +1 | +1 | +1 | +1 |
2ゲーム目 | +2 | +2 | +2 | ±0 |
3ゲーム目 | +5 | +5 | −1 | +1 |
4ゲーム目 | +10 | +10 | ±0 | ±0 |
5ゲーム目 | +18 | +2 | +1 | +1 |
イーストコーストプログレッション法のやり方シミュレーション結果
5連勝すると利益は18ドル。4連勝後に1敗してしまうパターンだと、利益はグッと下がりますが2.5ドル分は確保できます。
2勝ずつして1敗を挟む場合だと3ゲーム目で既にマイナス。もしこのパターンがこの後も繰り返されると、利益は残りません。
これは、イーストコーストプログレッション法が「3連勝後から半分の利益を残してベットしていく手法」だからです。言い換えると、3連勝しない限り「利益が出ない」ということになります。
イーストコーストプログレッション法のやり方の4つの特徴
イーストコーストプログレッション法のメリットをまとめると大きく4つ挙げられます。
やり方の特徴①3連勝できれば利益が残る
1つ目のメリットは、やはり『3連勝できていれば』いつ勝ちがストップしても利益を残せる点です。「半分プールする=負けてもいいように担保を残しておく」というイメージだと分かりやすいでしょうか。
“保険”があるので、3連勝後ならばいつ止めても確実に利益が残っているのが最大のメリットでもあり特徴です。
やり方の特徴②連勝の波に乗れば、儲け増!
イーストコーストプログレッション法は3連勝すれば利確できる必勝法。3連勝は最低限の条件ですが、もちろんそれ以上に勝てた場合‥儲けはどんどん増えます!
やり方の特徴③賭け金も緩やかなので、負担が少ない
最後3つ目のメリットは、勝った時であっても次のゲームの賭け金が少なくて済み、負担が軽減できる点です。今までもお話しした通り、得た利益を半分しか足しません。
勝った時に賭け金を一気に増やすやり方では無いので、テーブルリミット(上限額)も過度に気にする必要はありません。
他の必勝法には、負けたら賭け金を2倍にする方法など、豊富な資金が必要なものも多いです。イーストコーストプログレッション法は、比較的資金が少ない方にもおすすめのやり方です。
やり方の特徴④イーストコーストプログレッション法は、勝率1/2、1/3のゲームに使える
勝率1/2や1/3のゲーム、どちらにも使うことができます。ルーレットのカラム・ダズンベットや赤黒・奇数偶数、ブラックジャックやバカラなどテーブルゲームで使用すると良いでしょう。
イーストコーストプログレッション法では勝てない?3つの注意点(弱点・リスク)
イーストコーストプログレッション法は負けた時でも利確できるローリスクな必勝法ですが、デメリットも存在します。確認しておき、うまく立ち回れるようになりましょう。
デメリット①利確には、3連勝が必須条件!
利益を確保するには3連勝が大前提です。2連勝できても3回目で負けたらマイナスです。
3連勝しさえすれば利益が出ますが、逆にそれ以下だとマイナスなのは大きな弱点と言えるでしょう。
デメリット②一回の勝ちで大きな利益は生まれない
この必勝法は、賭けるときに半分の利益しか残さないため、賭け金の負担は減らすことができる反面、勝ってもそこまで大きな利益になりません。
イーストコーストプログレッション法自体、1回の勝ちで儲け・そして負け分を回収する手法では無いからです。「一気に大きく勝ちたい!」という方には向かない必勝法です。
デメリット③短期勝負では効果が出ない
最初の3回で3連勝できれば良いですが、ギャンブルである以上そう上手くいかないのが現状。3連勝が大前提なので、必然的にゲーム数が長くなります。
連勝してこそ最大限の効果を発揮するので、連勝するまで長く待つ必要があります。
イーストコーストプログレッション法の弱点をカバーして、勝ちやすくする3つの対策
イーストコーストプログレッション法のデメリット(弱点)をカバーできる、3つの対策を紹介します!取り入れて、自分なりの“戦術”を見つけてみてください。
①賭け金とプール分の割合を変えてみる
得た利益は、賭け金・プール分と半分ずつに分けてゲームを進めます。しかしこれだと大きな利益が生まれません。
そこで、このプール分の割合を、4分の3など任意の比率に変えてみましょう。プール分を多くすれば賭け金は少なく済むので、手持ちの予算に合わせて臨機応変に対応してください。
半分残すときよりも計算がややこしくなるので、その点は注意が必要です。
②他の必勝法と組み合わせる
イーストコーストプログレッション法は、まず連勝する必要があるため、長期戦になる可能性が高いです。
連勝をただ待つより「マーチンゲール法」や「666戦略」などの他の必勝法でベットし続け、連勝が来たらイーストコーストプログレッション法に切り替えるのも手です。
③ある程度の利益が確保できたら、潔く止める(損切りする)
3連勝以上してある程度の利益を確保できたら、スパッと止める勇気も必要です。賭け金の増え幅が緩やかとは言っても、長くなるほど減っていくからです。
3連勝の条件をクリアしていればいつ止めてもOKなので、「〇ドル残せたら止めよう」など決めてからゲームに挑みましょう。
また、逆に流れが悪く、損失が大きくなりそうなら、無理に続けずにロスカット(損切り)しましょう。